アタマを磨き、ココロを拓く。

10周年の感謝

本日3月3日、TOPは開校10周年を迎えました。
今春受験した10期生は、TOPが大好きなクラス1の努力家が海外に転校になるなど、大変試練の多い学年でした。それでも麻布をはじめ、皆が自分の行きたい学校へとたどり着けたことはとても大きな歓びでした。

地域での実績も知名度も何もなかったTOPですが、今年で9年連続で御三家・新御三家頂点校に合格することができました。 これも全て、すばらしいお子さん、すばらしいご家庭とのご縁あってのことです。TOPに出逢って下さって、本当にありがとうございました。私たちは10年で共にした全ての合格を、全ての受験を、心から誇りに思っています。

続く11期生12期生13期生たちも期待のお子さんが多く、日々がんばっています。 私たちの情熱は、開校したあの日と変わらず、いや10年の歴史を重ねてさらに盛んになるばかりです。
今後も一度きりの最幸の受験を、TOPは支え続けます。 

2024年3月3日
塾長 大井雄之

塾長のつぶやき#271

#271「あきらめなければ」

こんにちは。塾長の大井です。
8期生受験戦記第24回です。

私たちだけでなく、彼女たちの直前期の想いも特別なものがあったようです。
直前期のSさんの合格体験記です。
『入試直前期には先生に質が高いと認めてもらえるようになり、得意の国語だけではなく、算数も含めて4科安定した成績をとることができるようになり、最後のグノの雙葉模試ではB判定をとることができたさいごはキャプテンという誇りもあって、本当に大切に1日1日をすごせたと思う。それは受験本番にもだすことができていて、全学校で算数の大崩れなく取りきったとはいえないものもあったけれど、しがみついてとることができたのはよかったと思う。その算数のねばりがあったからこそ、全勝という結果を残すことができたと思う。この入試は8期生の歴史をそれぞれが全てぶつけることができたと思う。これも横のたすきがあったからこそできたことで、横のたすきからもらえるものは本当に大きかったし、一生忘れることはないくらいすばらしいものだったと感じている。』

Kさんもこの時期について印象深く語っています。
『先生はいつでも自分のことを信じ、支え続けてくれた。私がスランプにおちいったときでも、失敗したときでも、2月1日に受かればいいんだと言って、下を向こうとしていた自分に前を向かせてくれた。また、先生は自分にとって耳の痛いことでも、なんでも自分の弱点を直そうと注意し続けてくれたし、雙葉を受ける自分を超えるぐらい雙葉に受からせたいという想いを強く持って向き合ってくれていたのも、自分にとって強い心の支えになった。この時に思ったのは途中であきらめなければどんなふうにも成長していけるということだ。実際に私は、受験が終わるまで成長していたと思う。その感覚は自分の中にも強くあり、雙葉が終わってもまだまだ力が伸びていくような感じがしていた。私は、スランプがあって、成長するとは逆に、どんどん力が落ちていくような感覚になってしまっていた。しかし、あそこで諦めていなくて本当に良かったと思う。また、あのスランプを乗り越えられた自分だからこそ最後の最後まで成長していけたのだと思っている。』

桜蔭を目指すRさんも、このときの想いは特別なようでした。
『このままだと桜蔭が厳しいと今度は自分で思えた。あと数日だけどその数日でできることはいっぱいある。最後の1週間は死力を尽くせたと思う。ここで桜蔭という最難関に挑戦する資格をはじめて手にいれたと思う。特に国語は自分でも「何で??」と思うほど一気に伸びた。ラスト4戦は全て有望だったし、ラスト2戦は2つとも歴代最高記録だった。』
算数という得意科目を持ちながら、国語で苦労してきたRさん。それまで78戦して5回しか有望がなかった彼女ですが、最後の1月は7戦して実に5回の有望を叩き出しました。でも、ラストだけ調子が良かったわけでは決してありません。彼女は自分の天を本気で目指し続けることで、自分の苦手と向き合い続けて克服し、最後は得点源へと成長させていったのです。まさにこれがTOPの受験道という道を歩んだと私も強く感じました。

(第25回につづく)

2024年3月30日
大井 雄之

 【過去のつぶやき集】

<2024年>
#269「合否を分けるもの」:2024年1月10日(8期生受験戦記22回)
#270「この子たちと受かる。」:2024年1月30日

<2023年>
#253「共にすること」:2023年2月10日(8期生受験戦記6回)
#254「可愛い子には・・・」:2023年2月25日
#255「先生でなければ」:2023年3月10日
#256「2つのたすき」:2023年3月30日
#257「衝撃の初回」:2023年4月20日(8期生受験戦記10回)
#258「苦手なんてない」:2023年5月10日
#259「逆襲のS」:2023年5月30日
#260「私のアクセル」:2023年6月20日
#261「暗雲」:2023年7月10日
#262「頂点へ」:2023年8月10日(8期生受験戦記15回)
#263「頂点へ②」:2023年9月10日
#264「TOP最強女子」:2023年9月30日
#265「努力の人」:2023年10月15日
#266「必然」:2023年11月5日
#267「ただのモノだけど」:2023年11月30日(8期生受験戦記20回)
#268「物を超えた存在」:2023年12月20日

<2022年>
#240:2022年2月5日(6期生受験戦記25回)
#241:2022年3月5日
#242:2022年4月5日
#243:2022年4月25日
#244:2022年5月25日
#245:2022年6月15日(6期生受験戦記30回)
#246:2022年7月15日
#247:2022年8月15日(6期生受験戦記最終回)
#248「小さなふたり」:2022年10月5日 (8期生受験戦記1回)
#249「原石」:2022年10月25日
#250「それぞれの個」:2022年11月10日
#251「三姉妹のように」:2022年11月25日
#252「才能の集団にあらず」:2022年12月15日(8期生受験戦5回)

<2021年>
#228:2021年3月5日
#229:2021年3月15日
#230:2021年4月5日(6期生受験戦記第15回)
#231:2021年4月25日
#232:2021年5月15日
#233:2021年6月5日
#234:2021年6月25日
#235:2021年10月5日(6期生受験戦記第20回)
#236:2021年10月25日
#237:2021年11月10日
#238:2021年11月25日
#239:2021年12月30日

<2020年>
#207:2020年1月29日

#208:2020年3月16日
#209:2020年6月1日(5期生受験戦記再開)
#210:2020年6月10日
#211:2020年6月20日
#212:2020年6月30日
#特別編:2020年7月1日
#213:2020年7月10日
#214:2020年7月20日
#215:2020年7月30日(5期生受験戦記最終回)
#216:2020年8月25日(6期生受験戦記第1回)
#217:2020年9月5日
#218:2020年9月15日

#219:2020年9月25日
#220:2020年10月5日
#221:2020年10月15日
#222:2020年10月25日
#223:2020年11月15日
#224:2020年11月25日
#225:2020年12月5日(6期生受験戦記第10回)

#226:2020年12月15日
#227:2020年12月25日


<2019年>#194~206

#特別編・前半:2019年2月18日
#特別編・後編:2019年2月25日


<2018年>#174~193
#特別編・前編:2018年10月22日
#特別編・後編:2018年10月29日

<2017年>#136~#173
  
#特別編:2017年12月10日

<2016年>#93~#135

<2015年>#45~#92

<2014年>#1~#44
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