アタマを磨き、ココロを拓く。

🌸10年連続御三家・新御三家頂点校合格!!

2025年春11期生の入試が終結しました。
8期生に続いてクラス全員が第一志望合格を達成し、駒場東邦中・雙葉中・鷗友中など数多くの合格を共にすることができました。
1月には悔しい結果や大きな試練もありましたが、メダル授与式にも前日の出陣式にも、直前期は連日のようにTOPの先輩が激励に駆けつけてくれました。
そして「1月は関係ない。とにかく2/1の合格だけを見て!」「大井流田宮流で先生と一緒に戦えば必ず受かる!」「そのメダルには全ての先輩たちの想いがつまっています。」と力強いエールをくれました。先輩だけでなく、12期生の小5や13期生の小4のたくさんの声援も本当に力になりました。
そして11期生自身も、過去最高の答案で、全ての想いを大好きな学校に届けきりました。みんなが夢を叶えた2/2の感動は、ずっと忘れることはありません。

TOPの10年連続御三家・新御三家頂点校合格は、TOP生の誠実な努力の歴史と、みんなの想いが重なり合った結晶に他なりません。
本当にありがとうございました。

TOPはこれからも、生徒たちの全力の夢に、全力で応え続けます。

塾長 大井雄之

塾長のつぶやき#281「学びの灯」

#281「学びの灯」

こんにちは。塾長の大井です。
期生受験戦記第3回です。

先日神楽坂の町を歩いている時に、偶然6Tのお母様とお会いしました。そしてお母様から、「先生いつもありがとうございます。プライベートを犠牲にしてくれて、自分の時間を割いてくれて、自分の周りでこんなに自分に注いでくれた大人がいてくれたということが何より一生の宝になります!」というとてもありがたい言葉を頂きました。そのお言葉には第一志望合格を以てお応えしたいと思います。

9期生について想いを馳せる時、あの長く苦しかったコロナの時期を語らないわけにはいきません。聞いたこともない名前のウィルスが、私たちからあっという間に日常を奪い去っていきました。コロナが、世界に、日本の社会全体に、私たち一人ひとりにもたらした影響は、決して小さいものではありませんでした。そしてその大きな波はTOPにも及びました。これまで当たり前だった、子供たちの顔を見て授業をするということができなくなり、顔の半分はマスクで覆われることとなりました。
教えるにあたって、距離の近さが生み出す共にするという営みも、以前のようには簡単にできなくなりました。集まらないこと、近づかないこと、出歩かないことを奨励され、緊急事態宣言が出される頃には、経営しないことがよしとされました。
そのような世の中の流れにあって、TOPも開校以来、途切れることのなかった授業をするのが難しくなりました。そんな状況下にあって、私たちがたどり着いた結論は、決して学びの灯は消してはならないというものでした。たとえそれが吹けば消えるような、ささやかな灯火であったとしても。
あの時期は全く先行きも収束の見通しも見えませんでした。それでも私たちは学ぶという行為そのものが、子供たちがあの混沌の中にあって、自分を保つ上でとても大切なものだと感じました。

「こんなことになってしまった」ではなく、「こんな中でもできることはないか」といろいろ工夫しました。生徒のいない無人の教室で動画授業を撮影し、家で声を吹き込みながら解説授業を作り、オンラインで生徒たちとタイムラグがありながらも、学ぶことでつながりました。
9期生たちは、オンライン授業時小4でしたが、ある授業の最後に、ちょっとしたマジックをしました。事前に何度も練習していたので、かなりうまくいきました。子どもたちはみんな「スゲエ!」「分かった!」「向こう側を見せて!」と異口同音に興奮し、Kくんなどは伸び上がってこちらを覗き込もうとしていたのをよく覚えています。(オンラインなので、当然タネは見えません())

動画授業の中で子どもたちに話したことがあります。
「人生の中では、人には到底予想できないような想定外のことが起きる。今世の中で起こっていることは、決して幸運とはいえず、不運といってもいいことだ。でも、それが不幸かといえば、それは決して違う。幸不幸を決めるのはいつも自分の心持ちだ。当たり前に思えた日常がどれほど貴重なものか。家族と過ごす時間がどれだけ有難いものか。こんな中でこそ気づくことがあり、できることがある。TOP生なら、それを一生懸命目指そう。」
そんな話をしました。

緊急事態宣言が明け、生徒たちが久しぶりにTOPに集まった時にはみんなややはにかむような、それでもとてもうれしそうな表情をしていたのを鮮明に覚えています。久しぶりに彼らの顔見た時は、私たちも熱い想いが込み上げてきました。そして授業が始まった途端、子どもたちはいつものように一斉に手を挙げ、TOPはまたTOPに戻りました。

(第4回につづく)

2025年10月20日
大井 雄之



【過去のつぶやき集】

<2025年>
#278「TOP生であるということ」2025年1月25日(8期生受験戦記最終回)
#279「出逢い」2025年4月25日(9期生受験戦記1回)
#280「チームの魂」2025年7月20日

<2024年>
#269「合否を分けるもの」2024年1月10日(8期生受験戦記22回)
#270「この子たちと受かる。」2024年1月30日
#271「あきらめなければ」2024年3月30日
#272「TOPで待ってるから」2024年4月30日(8期生受験戦記25回)
#273「TOP最強軍団」2024年5月20日
#274「その日」2024年8月15日
#275「12番」2024年10月10日
#276「すべてのチカラ」2024年11月5日
#277「原点」2024年12月10日(8期生受験戦記30回)

<2023年>
#253「共にすること」2023年2月10日(8期生受験戦記6回)
#254「可愛い子には・・・」2023年2月25日
#255「先生でなければ」2023年3月10日
#256「2つのたすき」2023年3月30日
#257「衝撃の初回」2023年4月20日(8期生受験戦記10回)
#258「苦手なんてない」2023年5月10日
#259「逆襲のS」2023年5月30日
#260「私のアクセル」2023年6月20日
#261「暗雲」2023年7月10日
#262「頂点へ」2023年8月10日(8期生受験戦記15回)
#263「頂点へ②」2023年9月10日
#264「TOP最強女子」2023年9月30日
#265「努力の人」2023年10月15日
#266「必然」2023年11月5日
#267「ただのモノだけど」2023年11月30日(8期生受験戦記20回)
#268「物を超えた存在」2023年12月20日

<2022年>
#240:2022年2月5日(6期生受験戦記25回)
#241:2022年3月5日
#242:2022年4月5日
#243:2022年4月25日
#244:2022年5月25日
#245:2022年6月15日(6期生受験戦記30回)
#246:2022年7月15日
#247:2022年8月15日(6期生受験戦記最終回)
#248「小さなふたり」2022年10月5日 (8期生受験戦記1回)
#249「原石」2022年10月25日
#250「それぞれの個」2022年11月10日
#251「三姉妹のように」2022年11月25日
#252「才能の集団にあらず」2022年12月15日(8期生受験戦5回)

<2021年>
#228:2021年3月5日
#229:2021年3月15日
#230:2021年4月5日(6期生受験戦記第15回)
#231:2021年4月25日
#232:2021年5月15日
#233:2021年6月5日
#234:2021年6月25日
#235:2021年10月5日(6期生受験戦記第20回)
#236:2021年10月25日
#237:2021年11月10日
#238:2021年11月25日
#239:2021年12月30日

<2020年>
#207:2020年1月29日

#208:2020年3月16日
#209:2020年6月1日(5期生受験戦記再開)
#210:2020年6月10日
#211:2020年6月20日
#212:2020年6月30日
#特別編:2020年7月1日
#213:2020年7月10日
#214:2020年7月20日
#215:2020年7月30日(5期生受験戦記最終回)
#216:2020年8月25日(6期生受験戦記第1回)
#217:2020年9月5日
#218:2020年9月15日

#219:2020年9月25日
#220:2020年10月5日
#221:2020年10月15日
#222:2020年10月25日
#223:2020年11月15日
#224:2020年11月25日
#225:2020年12月5日(6期生受験戦記第10回)

#226:2020年12月15日
#227:2020年12月25日


<2019年>#194~206

#特別編・前半:2019年2月18日
#特別編・後編:2019年2月25日


<2018年>#174~193
#特別編・前編:2018年10月22日
#特別編・後編:2018年10月29日

<2017年>#136~#173
  
#特別編:2017年12月10日

<2016年>#93~#135

<2015年>#45~#92

<2014年>#1~#44
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