アタマを磨き、ココロを拓く。

9期生の報告&10年目へ

9期生の入試が終結しました。御三家中全員合格を果たした8期生に続き、今年も3人(麻布中・武蔵中2人)の御三家中合格を達成することができました。
ずっと苦しい学力から、雑草魂でつかみ取った合格だけに歓びもひとしおでした。そして、他のすべての合格にも、ひとつひとつ切実な物語がありました。
TOPは今年節目の10年目を迎えます。
これまで以上に、子どもたちの向上心に、そして夢に、どの塾よりも全力で寄り添い支える所存です。
最幸の学び舎にどうぞご期待下さい。

2023年2月10日
塾長 大井雄之

塾長のつぶやき#263

#263「頂点へ2」

こんにちは。塾長の大井です。
8期生受験戦記第16回です。

ついに桜蔭を目指し始めたこの日のことは、Rさんにも強く残っているらしく、その時の想いを合格体験記に記してありました。
『自分でもやはり何か1つ自分に足りないものがあるということは何となく分かっていた。しかしそれが何かハッキリしていなかった。
10月くらいの秋に大井先生に「桜蔭の過去問をやってみる?」と聞かれた。いままでは何も考えずとりあえず豊島といってきた。しかしその時だけは自分でもよく分からなかったが桜蔭の過去問をやりたいと思った。もしかしたら桜蔭を目指す資格のある器の大きさにまで自分が成長できていたのかもしれない。結果は死守が66点で得点は57点だった。死守できていないけれども先生は「Rがこれだけの答案をつくれるのか」とほめてくれた。私はそれが単純にものすごくうれしかった。そしてその時から私の天は頂点の桜蔭になっていた。
私はそこから本当にかわった。スピードも質も自分でもわかったけれど明らかに別人のようになっていた。たまにやりきらなかったりしたときもあったし全てがうまくいっているわけではなかった。でも私は確実に桜蔭の合格、そして豊島の合格にまっすぐ進んでいたと思う。私の加速は心の無限の燃料が支えていた。心の無限の燃料、それは私の場合は、桜蔭という頂点校への純粋な憧れだったと思う。』

桜蔭、雙葉、雙葉。
このようにして3人はそれぞれの志望校=天に呼ばれ、それに応えていきました。
志望校というのは生徒側だけのものではありません。
比喩的に言えば、高い志を持つ生徒を、学校が名指しで指名するのだと思います。
そしてその縁は向いているからその学校を目指すというだけでもありません。その学校を切実に目指すことによって、自分の足りないもの、未熟なところを磨き、補っていけばいいのです。そこに縁が生まれていくのだと感じます。

そう考えるとやっぱり、まだ小さな子どもが(環境や覚悟次第ですが)、とてつもなく大きく器を広げていく中学受験という営みはやはり本当にすばらしい機会だと思います。
TOPを作って、大変なことや苦しいことの方がむしろ多いですが、子どもの成長をここまで体感できるステージはありません。そう強烈に思える、思わせてくれる3人でした。

(第17回につづく)

2023年9月10日
大井 雄之

【過去のつぶやき集】

<2023年>
#253:2023年2月10日
#254:2023年2月25日
#255:2023年3月10日
#256:2023年3月30日
#257:2023年4月20日(8期生受験戦記10回)
#258:2023年5月10日
#259:2023年5月30日
#260:2023年6月20日
#261:2023年7月10日
#262「頂点へ」:2023年8月10日

<2022年>
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#241:2022年3月5日
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#244:2022年5月25日
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#246:2022年7月15日
#247:2022年8月15日(6期生受験戦記最終回)
#248:2022年10月5日 (8期生受験戦記1回)
#249:2022年10月25日
#250:2022年11月10日
#251:2022年11月25日
#252:2022年12月15日(8期生受験戦5回)


<2021年>
#228:2021年3月5日
#229:2021年3月15日
#230:2021年4月5日(6期生受験戦記第15回)
#231:2021年4月25日
#232:2021年5月15日
#233:2021年6月5日
#234:2021年6月25日
#235:2021年10月5日(6期生受験戦記第20回)
#236:2021年10月25日
#237:2021年11月10日
#238:2021年11月25日
#239:2021年12月30日

<2020年>

#207:2020年1月29日
#208:2020年3月16日
#209:2020年6月1日(5期生受験戦記再開)
#210:2020年6月10日
#211:2020年6月20日
#212:2020年6月30日
#特別編:2020年7月1日
#213:2020年7月10日
#214:2020年7月20日
#215:2020年7月30日(5期生受験戦記最終回)
#216:2020年8月25日(6期生受験戦記第1回)
#217:2020年9月5日
#218:2020年9月15日

#219:2020年9月25日
#220:2020年10月5日
#221:2020年10月15日
#222:2020年10月25日
#223:2020年11月15日
#224:2020年11月25日
#225:2020年12月5日(6期生受験戦記第10回)

#226:2020年12月15日
#227:2020年12月25日


<2019年>#194~206

#特別編・前半:2019年2月18日
#特別編・後編:2019年2月25日


<2018年>#174~193

#特別編・前編:2018年10月22日
#特別編・後編:2018年10月29日

<2017年>#136~#173
  
#特別編:2017年12月10日

<2016年>#93~#135

<2015年>#45~#92

<2014年>#1~#44
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