アタマを磨き、ココロを拓く。

10周年の感謝

本日3月3日、TOPは開校10周年を迎えました。
今春受験した10期生は、TOPが大好きなクラス1の努力家が海外に転校になるなど、大変試練の多い学年でした。それでも麻布をはじめ、皆が自分の行きたい学校へとたどり着けたことはとても大きな歓びでした。

地域での実績も知名度も何もなかったTOPですが、今年で9年連続で御三家・新御三家頂点校に合格することができました。 これも全て、すばらしいお子さん、すばらしいご家庭とのご縁あってのことです。TOPに出逢って下さって、本当にありがとうございました。私たちは10年で共にした全ての合格を、全ての受験を、心から誇りに思っています。

続く11期生12期生13期生たちも期待のお子さんが多く、日々がんばっています。 私たちの情熱は、開校したあの日と変わらず、いや10年の歴史を重ねてさらに盛んになるばかりです。
今後も一度きりの最幸の受験を、TOPは支え続けます。 

2024年3月3日
塾長 大井雄之

塾長のつぶやき#277「原点」

#277「原点」

こんにちは。塾長の大井です。
8期生受験戦記第30回です。
最後に3人の体験記の結びの部分を中心に抜粋し、後輩たちに伝えたいと思います。

やや以前との重複もありますが、Rさんの合格体験記「12番」からの最後の抜粋です。
『私はそれから本当にかわった。スピードも、質も自分でもわかったけれど、明らかに別人のようになっていた。たまにやりきらなかったりしたときもあったし全てがうまくいっているわけではなかった。でも私は確実に桜蔭の合格、そして豊島の合格にまっすぐ進んでいたと思う。私の加速は心の無限の燃料が支えていた。心の無限の燃料それは私の場合は、桜蔭という頂点校への純粋な憧れだと思う。勉強に近道はないということは紛れもない事実だった。グノーブルやサピックスで合格率は50%とすぐには上がらなかった。国語もKやSをまだまだおいかけていく立場だった。さらに算数もグノーブルでは38人中37位というほぼ最下位だった。かわってすぐに結果がついてくるわけではない。でもこれをしっかりと続けていけば必ず必ず合格に近づくという自覚はあった。だから、ただ先生と自分を信じて前に進もうとしていた。… 4月から私は桜蔭生になる。そして特別な12番や、先生、戦友たちと合格を喜んだことは一生忘れないだろう。3年間の努力の歴史はきっと人生の本当のスタートになったと思う。』

TOP最強女子と言われていた彼女ですが、Rさんが本当に強かったのは決して技術だけではありませんでした。桜蔭生になって一度後輩たちの激励に来てくれた時も、彼女はこの言葉通りすばらしいスタートを切っていました。そこにはTOPの後輩たちに本当に大切に通ってほしいという想いと、あの日々の先に桜蔭生になれたんだという誇りが溢れていました。Rさんの、頂点のみを見て挑むという姿勢は、TOPの姿勢そのものです。

続いてKさんの合格体験記「原点」のラストです。
『私がこの受験で学んだ4つ目は、どんなことも積み重ねながら続けていけば、それは必ずどこかで実るということだ。私が積み重ねてきた努力の歴史も、2月1日にはしっかり実って、それを答案に出すことができたと思う。またこの歴史があったことで、きっとギリギリの勝負だった雙葉の入試で最後の一押しができたのだと思う。また、積み重ねれば実るということ以上に、積み重ねていくことの楽しさも知れたと思う。私は一つ一つ積み重ねていくうちにそのこと自体を楽しめるようになっていき、アクセルをふみつづけられた。
私は、これからもTOPで学んだ、今までで一番の宝物を心の奥にいつもしまって、それを大切にしながら生活していきたい。そして合格というものだけでなく、雙葉という天でTOP生らしく輝くことで、しっかりTOPの後輩たちにバトンを渡したい。』

Kさんはとても人懐っこいお子さんでしたが、決して器用ではなく、RさんやSさんを追いかける日々でした。それでも彼女には他の誰にもないほどの、不撓不屈の強い精神力がありました。1月に1校しか受からなかったKさんが、2月に名だたる難関中で3戦全勝できたことは、彼女の強い心が生んだ原点として、ずっとKさんを支え続けることと信じています。

(最終回につづく)

2024年12月10日
大井 雄之

 
【過去のつぶやき集】


<2024年>
#269「合否を分けるもの」2024年1月10日(8期生受験戦記22回)
#270「この子たちと受かる。」2024年1月30日
#271「あきらめなければ」2024年3月30日
#272「TOPで待ってるから」2024年4月30日(8期生受験戦記25回)
#273「TOP最強軍団」2024年5月20日
#274「その日」2024年8月15日
#275「12番」2024年10月10日
#276「すべてのチカラ」2024年11月5日

<2023年>
#253「共にすること」2023年2月10日(8期生受験戦記6回)
#254「可愛い子には・・・」2023年2月25日
#255「先生でなければ」2023年3月10日
#256「2つのたすき」2023年3月30日
#257「衝撃の初回」2023年4月20日(8期生受験戦記10回)
#258「苦手なんてない」2023年5月10日
#259「逆襲のS」2023年5月30日
#260「私のアクセル」2023年6月20日
#261「暗雲」2023年7月10日
#262「頂点へ」2023年8月10日(8期生受験戦記15回)
#263「頂点へ②」2023年9月10日
#264「TOP最強女子」2023年9月30日
#265「努力の人」2023年10月15日
#266「必然」2023年11月5日
#267「ただのモノだけど」2023年11月30日(8期生受験戦記20回)
#268「物を超えた存在」2023年12月20日

<2022年>
#240:2022年2月5日(6期生受験戦記25回)
#241:2022年3月5日
#242:2022年4月5日
#243:2022年4月25日
#244:2022年5月25日
#245:2022年6月15日(6期生受験戦記30回)
#246:2022年7月15日
#247:2022年8月15日(6期生受験戦記最終回)
#248「小さなふたり」2022年10月5日 (8期生受験戦記1回)
#249「原石」2022年10月25日
#250「それぞれの個」2022年11月10日
#251「三姉妹のように」2022年11月25日
#252「才能の集団にあらず」2022年12月15日(8期生受験戦5回)

<2021年>
#228:2021年3月5日
#229:2021年3月15日
#230:2021年4月5日(6期生受験戦記第15回)
#231:2021年4月25日
#232:2021年5月15日
#233:2021年6月5日
#234:2021年6月25日
#235:2021年10月5日(6期生受験戦記第20回)
#236:2021年10月25日
#237:2021年11月10日
#238:2021年11月25日
#239:2021年12月30日

<2020年>
#207:2020年1月29日

#208:2020年3月16日
#209:2020年6月1日(5期生受験戦記再開)
#210:2020年6月10日
#211:2020年6月20日
#212:2020年6月30日
#特別編:2020年7月1日
#213:2020年7月10日
#214:2020年7月20日
#215:2020年7月30日(5期生受験戦記最終回)
#216:2020年8月25日(6期生受験戦記第1回)
#217:2020年9月5日
#218:2020年9月15日

#219:2020年9月25日
#220:2020年10月5日
#221:2020年10月15日
#222:2020年10月25日
#223:2020年11月15日
#224:2020年11月25日
#225:2020年12月5日(6期生受験戦記第10回)

#226:2020年12月15日
#227:2020年12月25日


<2019年>#194~206

#特別編・前半:2019年2月18日
#特別編・後編:2019年2月25日


<2018年>#174~193
#特別編・前編:2018年10月22日
#特別編・後編:2018年10月29日

<2017年>#136~#173
  
#特別編:2017年12月10日

<2016年>#93~#135

<2015年>#45~#92

<2014年>#1~#44
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