アタマを磨き、ココロを拓く。

塾長のつぶやき #199

こんにちは、塾長の大井です。
5期生受験戦記第4回です。

この5期生がずっと抱えていた問題がありました。
それはクラス全体のキャラクターとして、陽気ながらも幼さが目立ち、受け身であることでした。
ウサギとカメの話があります。
言うまでもなく、能力が高くとも努力しない者より、能力に劣っても地道に努力を重ねる者が最後には勝利するというエピソードです。確かにひとつの普遍的な教訓ではありますが、時として勝負の世界はもっと厳しく、もっと非情なものです。
中学受験においても、能力があっても努力を怠ると徐々に得点できなくなるのは当然です。一方、12歳の2月という明確な締め切りがある以上、マイペースな努力では間に合いません。
そういう意味で、勝利するには「昼寝しないウサギ」か、「走るのが速いカメ」になるしかありません。つまり、能力と努力どちらも求められるということです。

いいクラスには自然発生的に、絶対的なエースが生まれてくるものです。
ですが、5期生は悪い意味でウサギかカメかに分類できました。努力できるけれど、能力が低い。もしくは能力は高いのに努力しようとしない。
そんな歯がゆい団子状態から、本当に突出してくる存在はなかなか出てきませんでした。
そんな集団におけるウサギとカメの代表格がYくんとMさんでした。
Yくんは授業が大好きで、度々授業を決定的に動かす鋭い発言をしました。ただ、怠け者とは言わないまでも、本当にマイペースな子でした。力はあるのに時間内に解かない(解けないではありません)、課題も期限内に半分もやらない。
その姿は、まるで世界には自分の時計しかないと思っているようにすら映りました。
一方、Mさんはキレや鋭さこそないものの、自分は追う立場だと自覚し、ウサギたちが走らない中、労を惜しまずに努力を積み重ねました。

当時をMさんはこう振り返っています。
「・・・自分は全くすごくないし勉強もできない方だということをTOPに来て自覚した。TOPでのレベルの高い刺激により私の努力が加速していき、初めは全く量が少なかったり思うように点が取れなかったりしたけれどその努力と分かりやすい授業によって、クラスの2列目(真ん中)から1列目の1位を争えるほどになっていた。
私がその時なぜ努力を100%以上でやれていたかを考えてみると、たぶん授業が新鮮で楽しい+自分の努力が面白い位結果に反映されてレベルアップしていってとても面白いというのがあったと思う。だから努力するのは当たり前、努力していても苦じゃないと思っていたと思う。」

TOPという本気で合格や勝利を目指す環境においては、やはりクラスの中心になっていったのはカメだったのです。

(第5回につづく)

2019年5月6日
大井雄之

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